間取りの違いでマンションの住み心地も異なる

・マンションの間取り
近年は家族構成やそれぞれのニーズに適した間取りが様々出てきていて、住宅もライフスタイル実現のひとつの手段として考えられています。
ですから、せっかくマンションを選ぶなら、10年・20年と先まで見据えた自分たちのライフスタイルに適した間取りを見つけたいものです。
しかし、同じ広さのマンションであっても、ちょっとした間取りの違いにより住み心地はかなり異なります。
新しい生活を想像しながら間取りを見ることは楽しいですし、家族の思いや趣味までもが反映されていたら嬉しいものですが、一歩間違えば大きな後悔につながりかねないのです。

・日中過ごす場所の日当たり
お仕事をリタイアすると日中をご自宅が過ごすことが増えるため、日当たりや明るさは住みやすい間取り選びに重要なポイントとなります。
一戸建てと違ってマンションでは明るさ=採光が取れる場所が限られています。まずはご自身のライフスタイルをもとに、日中過ごす場所がどこなのかを考えましょう。近年建てられたマンションでは、一番日当たりが良く、明るい位置にリビングが配置されています。リビングでの生活が主となる方は、間取りよりも「目の前に日当たりを遮る建物がないか」、また「建つ可能性があるか」を確認しましょう。


その為、家族のライフスタイルに合った理想の間取りを選ぶためには、家族構成やそれぞれの生活に対する希望を把握して、部屋の種類やつながり方、動線計画など細かい部分を具体的にする必要があります。
また新築のマンションでは好みの間取りが見つからない場合には、中古マンションをリノベーションしてオリジナルの間取りを手に入れることも可能なので、これも併せて検討してみるのも良いです。リフォームで居室部分をリビングにすることも可能ですが、広いリビングは暖房などの空調の効きが悪く、光熱費が高くなる傾向にあります。状況に応じて仕切れる間取りの方が経済的でおすすめです。
子育て中や仕事が中心だったときと比べて、シニアの方の「住みやすい間取り選び」は怪我なく、いかに快適な生活が送れるかがポイントになってきます。