平屋は「昔ながらの家」というイメージがあり、これまでは主にシニア層に人気の住宅でした。しかし、最近では子育て世代やおしゃれに敏感な若い夫婦など、若年層からも平屋住宅の需要が高まっています。
平屋住宅はマンションと違い、隣家への騒音を気にしたり、必要以上に気を遣ったりすることなく生活できます。マンションだと上下左右に他人が住んでいるので、階下はもちろん、左右の住人へも生活音の配慮が必要です。しかし、平屋住宅は壁を通して人が住んでいるということがなく、子どもの声や、走り回る音を気にする必要はありません。赤ちゃんが夜泣きをしてもクレームが来る心配も少ないので、子育て世代でも安心して暮らせます。
平屋は段差がないため、うっかりつまずいてケガをするリスクが減らせます。また、家の中に階段がなく、子どもが昇り降りの際に足を滑らせる心配もありません。もし老後に車いす生活を送ることになっても、段差がないことで移動がしやすく、快適に生活できます。
・平屋が人気に
昔は暗くて不便など負のイメージが多かった平屋ですが、近年は高齢世代はもちろんのこと、小さな子供を持つ子育て世代からも人気になっています。
このように、たつの市をはじめ大幅に需要が高まっているのには、どのような理由が考えられるのでしょう。
たつの市をはじめ需要が高まっている理由のひとつは、少子高齢化や核家族化によって一世帯あたりの人数が減って、住宅の部屋を多く作る必要が亡くなったことがあるのです。
また、家族構成に見合ったサイズにすることにより、無駄な建築費用を抑えることができて、その分将来のための貯蓄や趣味に使えるお金が増えることも理由として考えられます。
それから家事導線を効率の良い間取りにしやすいため、毎日家事をする主婦にとって快適な家になりますし、階段がないため高齢者だけでなく働く主婦にとっても体への負担を減らすことができことも理由です。
このような様々な理由から、たつの市をはじめ平屋の需要が高まっていると考えられます。